2016年03月

台湾桃園空港を
午後 11時 50分
離陸したタイガー航空IT216便は時差の
1時
間を超えて、午前
4時
きっかりに羽田空港に着陸した。
「台湾ナンパ旅が終わった。」
daiceは7日間の目まぐるしい日々を思い出して感傷に浸った。
思い返してみるとナンパ旅と言ってもナンパをしたのは最初の3日間だけだった。
だからと言って、台湾でも盛んな風俗に行くというような妥協はしなかった。
まずナンパという点で台湾という国の感想を述べる。
実感として台湾はナンパのしやすい国だ。
これは感覚として思う。
日本の横浜、渋谷、六本木のようなナンパ師がうじゃうじゃいることがないため、警戒心が薄い。
そして親日国である台湾の女性の反応はかなり良かった。
ストリートでも充分に戦えると思う。
わりと簡単に番ゲできる。


次にクラブ。
台湾のクラブ活動は予想以上に盛んだ。
週末になると人気クラブに入るだけで1時間以上並ぶことも珍しくない。
実際babe18に行ったdaiceは長蛇の列を目の当たりにした。
クラブの総合的な感想も"反応がめちゃくちゃ良い"ということ。
そもそもクラブ慣れしていないdaiceですらクラブ内男子のヒエラルキーでいえば、上位にいたと思う。
台湾のクラブには台湾人男子(男女で来ている)、欧米人男子(男女、又は男子複数)、日本人男子(2人組、またはお金持ちのグループ)だった。
そもそも希少性の理論から臆病な性格の日本人が異国の地のクラブに1人で存在する時点で、目に止まるものがあるはずだ。
さらに外見から見ても台湾人男子はダサい。敵対視すらしなくて良い。
競合といえば欧米人と日本人だけだと考えて良かった。
だが、欧米人ですら1人で出撃する猛者はいない。
親日である台湾では逆ナンすらある。
日本のクラブを主戦場とする猛者が台湾に行けば、必ず結果が出ると思う。

台湾の女性について。
台湾の女性は美人だと言うイメージは間違ってはいない。
ただその数は非常に少ない。
日本で総数の3%が美人だとするなら台湾は1%未満だと思っていい。
クラブの場合は若干美人の確率が高い。
ただ圧倒的な美人はストリートにいる。
この確率は2時間ストリートに立って1人いるかいないか。
この案件を即るのはかなりのテクニックがいる。
7日間という短期決戦だったdaiceはストリートよりもクラブを主戦場とした。


7日間の結果
1即(1日目のクラブOMNI)







〜エピローグ〜

daiceはある女性に惹かれていた。
初日にストリートで番ゲし、2日目にディナーからのBARにいき、彼女の店で酸素カプセルをさせてもらった。
3日目には彼女の友人を含む3人で居酒屋に行った。
4日目には淡水という台北屈指のデートスポットに2人で行った。
最終日には猫空という、デートスポットへ行った。
7日間の旅で5回も会って、同じ時間を過ごした。
特に彼女の顔や、スタイルが好きなわけではない。
ただ彼女との時間は心地が良かった。
32歳の台湾人の彼女には20歳くらいの日本の女子学生にはない、心地良さがある。
ちなみに彼女は4年前まで4年間daiceの地元に住んでいた。
その場所は最寄駅まで同じ。
そして来週から日本にまた1年間やってくる。
これはdaiceと出会う前から決まっていたことだった。
すでに日本でまたdaiceと遊ぶ予定も計画されている。
おそらく彼女と付き合うことになると思う。
台湾から帰国のための台湾桃園空港行きのバスに乗り込む時、daiceは彼女にハグをした。
「大好きだ」
daiceは普段のナンパでは絶対に言わない一言を言った。
「私も大好き」
彼女もそれに応えるように言った。
付き合う等については、お互い触れなかった。
もちろん付き合ったら、ナンパはしなくなるだろう。
daiceは4月1日から晴れて社会人になる。
ここで彼女を作り、落ち着いた状態で社会人としてデビューするのは悪くない。
学生時代を振り返り、やり残したことはないか?と自分に問い掛けてもおそらくないと思う。
凄腕ナンパ師と呼ばれるほどに結果を残したわけでもない。
だが、そこらの男よりは遊んできたし、口説くスキルも、新規開拓するスキルも身に付かられたと思う。
何事もメリハリが大切だ。
4月1日までに彼女と正式に付き合い、新たな環境での仕事に専念しようと思う。



【横浜ナンパ人生戦略】
大学生のdaiceがナンパを極める物語は一度、卒業とし、次は社会人編として第二章を綴る。

今はナンパどころではない。
            恋の病に侵されている。

                                  by daice





※ daiceは現在、台湾にて純粋な恋をしています。更新が滞ってしまい、大変申し訳御座いません。

3日目

昨日の即のせいで、寝不足のdaiceは昼間は睡眠にあてた。
18:00ごろに身支度を済ませ、街に繰り出した。
西門町エリアを散策していると、日本でいう原宿のような商店街を見つけた。
ソロの美女が多くいる。
辺り構わず、daiceは4人に声をかけたが全て失敗に終わる。
寂れた安食堂で牛肉飯と牛肉麺を頼み食事を済ませた。
最近思ったことは台湾は料理がめちゃくちゃ美味い。
鮮やかな手さばきで、様々な料理を生み出していく姿はまるで芸術である。


22:30
忠孝復興エリアとBARに向かった。
クラブに行くには少し時間が早すぎる。
だからと行って、1日寝てたdaiceは時間までホテルで休む気にはなれなかった。
BARカウンターに行くと、日本語を話せる女が話しかけてきた。
しかもめちゃくちゃかわいい。
話してみると同じ歳だった。
daiceは今度ガイドして欲しいと言い、連絡先を聞いた。
「今はゼミで忙しいのでごめんなさい。」
彼女に断られた。
そして彼女は勤務時間が終わったようで帰っていった。
この後、daiceが再びこの女と出会うことになるとは思いもしなかった。
他の女店員がまた声をかけてくる。
またまたこの女もめちゃくちゃかわいい。
なんなんだこの店は。
レベルでいえば9はある。
飲み切ったビールのグラスを見て、彼女は次は何飲むかと聞いてきた。
「いや、チェックで」
daiceはクラブに向かおうと思った。
出口でその女店員がまた話しかけてくる。
毎日働いているから、台湾の滞在中にまた来て欲しいと言われた。
「i like your fice.」
とdaiceは彼女に好意を伝えて、BARを後にした。
彼女は喜んでいた。
必ず滞在中にもう一度行こうと思った。


24:00
台北101エリア
daiceは今夜babe18というクラブに行くつもりだ。
いざ、その場に行くと長い行列が出来ていた。
もちろんdaiceもその列に並んだ。
しかし、一向に進む気配がない。
すぐ近くにWAVEというクラブがある。
daiceは悩んだ挙句WAVEに行くことにした。
どちらも木曜日が営業しており、どちらも飲み放題である。
ただ人気店の系列だけあり、babe18のほうが人気のようだ。
WAVEに入場。
エントランス料700元。
日本円で2500円くらい。
日本のクラブより高いじゃないか。
しかし、台湾のクラブは飲み放題が付いていることがある。
お酒好きにはお得かもしれない。
WAVEの中は人がたくさん入っていた。
日本人もチラホラいるように思える。
日本人の男性は2人以上で来て、後ろから見守っている場合が多い。
しかしdaiceはクラブ地蔵を克服した。
もはや、クラブに対しての苦手意識はない。
この中で1番の美女を持ち帰ってやろうと思った。
お酒を飲みながらサージング。
黒い服装のかわいい2人組の台湾人に声掛け。daiceは相手のテンションに構わず笑顔で対応し、そして踊る。
反応が悪ければすぐにロスカットする。
そして4組目くらいだろうか。
後ろのほうでお酒を飲んでいる2人組台湾人に声掛け。
1人が美脚でかなりかわいいが、もう1人は可愛くなかった。
3人で乾杯し、会話をする。
食い付きは悪くない。
「あなたは踊るの好き?」
かわいいほうの彼女から突然問われた。
「ああ、好きだよ」
daiceは笑顔で答えた。
「一緒に踊りに行きましょう」
彼女から誘われた。
そしてdaiceとかわいいほうの彼女と2人でダンスホールの人混みに突入した。
「私にダンスを教えてくれる?」
そう言われた。
教えれるほどのテクニックは何一つ持っていないが「もちろん」と答え、手をとって踊った。
彼女は楽しそうに踊っていた。
15分後にはその彼女とダンスホールの最前線の真ん中で、キスをしていた。
欧米人男性が冷やかしを入れてきた。
欧米人男性など、どうでもよかった。
彼らはAFCだ。
欧米人=日本人男性よりもモテる
という概念はとっくの昔に捨ててきた。
日本男児をなめんなよオラ。
踊り続けているとかわいい子が後ろにいた。
目を疑った。
間違いなく先ほどのBARでdaiceの連絡先打診をゼミを理由に断った女だった。
おそらく相手は気付いている。
というか彼女はわざと近くにきたと思う。
daiceはその女に見せつけるかのように和んでいる女とディープキスをかました。
ディープキスをしながら目を瞑ると大音量のミュージックの振動がdaiceの耳に響き続ける。
そしてその周りをAFCの台湾人、日本人、欧米人男性が踊り続ける。
その瞬間は、世界はdaiceを中心に回っているようにさえ思えた。
人混みを離れ、音のうるさくない後ろのガラスまで行き、連れ出しを打診した。
「私の友達がいるから今日はだめ」
そう言われた。
ここで、この案件を放流すれば良かった。
放流しても新しい案件と和める自信はあった。
ただこの彼女が他の男と和んでいるのを見たくなかった。
取られるのが怖いと思ってしまった。
オンリーワン中毒だったのかもしれない。
今夜この女を捨てなければ、抱けないことはわかっていた。
しかし、放流することができなかった。
それをわかっていたのに、そのまま一緒に過ごしてしまった。
最後までこの女と過ごし、外に出てから解散した。
外には酔っ払った若者達がクラブ箱から大量に吐き出されていた。
今日はこれ以上ナンパする気にはなれなかった。
周りを座り込む若者達を無視して、タクシーに向かって歩き出した。
2人組の男女の女から声をかけられた。
「何か用?」とdaice聞いた。
かっこいいから声をかけたのだと彼女は言った。
一緒にいた男にdaiceは聞いた。
「この子、大丈夫か?」
そしていろいろ彼女から聞かれ、LINEを交換した。
明日もクラブに行くなら一緒に行きたいから連絡してと言われた。
それを了承し、彼女にさよならを告げて帰宅。




反省点

見込み案件を最低でも3件はつくる。
今日は1件しか作らなかったため、失敗した。
PUAは失う覚悟を持て。


以上3日目でした。

11:00  ホテル
チェックアウトの時間ギリギリで起床した。
daiceは速攻でシャワーや身支度、歯磨き、髪型のセットを済ませた。
以前のパックパッカーの際は、髭も剃らずに髪のセットなどしなかった。
海外とはそういうものだと勝手に思っていた。
しかし今回の旅は違う。
目的は台湾美女を抱くこと。
日本での私服をそのまま持ってきた。
外に出ると昨日とはまるで別の国というほど、暖かかった。
近くのカフェで朝ごはんを食べながら、昨日の記事を執筆した。
書き終えたところで台北駅方面へと歩き出す。
美脚のOLを見つけた。
daiceはすかさず声を掛けた。
彼女は英語が話せずに、仕事の途中のようで急いで帰っていった。
そのまま学生らしき女に声を掛けた。
ガンシカだった。
彼女の姿を見て、大学ナンパのことを思い出した。
台北駅前のバス停に「輔仁大学」と大きな文字で書かれたバスが止まっている。
何も考えずに乗り込んだ。
乗ったがバスの料金システムや、ルールが全く分からなかった。
前に座っている青年に聞いた。
15元だと答えた。およそ45円。
安いと思った。
45分ほどかかり、輔仁大学に到着した。
正門付近のコンビニ前で3人組の女が話している。
すかさず飛び込んだ。
「ニーハオ」
わりと反応は悪くない。
大学の入口まで一緒に歩いたが、連絡先を聞いたら断られた。
3人組を放流した。
大学内は緑が多く、予想以上に広かった。
大学生がたくさん歩いている。
不思議な感覚になった。
明らかに怪しい目で見られている気がする。
その後3組ほどに声をかけ、ガンシカされた。
1時間ほど大学を見学し、帰り道を歩いている時に2人組に声を掛けた。
会話が続き、バス停まで案内してくれた。
daiceはバスに乗り込む、予想外だったのは彼女はそのバスに乗らなかったこと。
連絡先を交換できなかった。
バスの中でdaiceは眠ってしまった。
起きると台北駅を過ぎてしまったように思えた。
しかし、忠孝復興エリアが見えた。
そこでバスを降りて、誠品書店に入った。
誠品書店は台北で1番大きな書店で、24時間営業している。
店ナンパが可能だ。
早速店内を回り、品定めをする。
日本語検定の本を探してる女に声をかけようかと思ったが、かわいい子がいない。
TOIECの教材を読んでいるターゲットに決めた。彼女は英語も話せるはずだ。
「do you know japanese language book?」
daiceは飛び込んだ。
「店員がそこにいるわ。」
そう言われた。
うん。君の反応は正しい。
きっとdaiceも本屋で知らない人に聞かれたらそう答えるだろう。
daiceは日本語検定の本を探し出し、「あなたは私の命の恩人です。」と書かれたページを指差しながら、彼女に「シェイシェイ」とミリオンダラースマイルで言った。
彼女は笑わなかった。
無理矢理会話を続け、LINEゲットした。


19:00 忠孝復興エリア カフェ
daiceは読書をしながら、彼女が来るのを待った。
19:10に彼女はやってきた。
昨日会った時は寝巻きのような格好で、スッピンにマスクだったのに、今日はスカートにニットのセーターに化粧も髪型もバッチリだった。
彼女はかなりの美脚で、かなりの巨乳だった。
わざと上着を脱いで、ぴったりとしたサイズ感のセーターを着ている。
彼女はかなり高級な中華料理店を勧めてくる。
daiceは騙されるかもしれないと思ったが、諦めてそこに入ることにした。
彼女は日本語が話せる。
日本人が好きで、元カレも日本人だったらしい。
彼女は今、エステを1店舗経営している。
父親もアパレル会社の社長らしい。
彼女はかなりのお嬢様だった。
なるほど。だから高い店しかしらないのか。
しかもロリ顔からは想像もできないが、歳を聞くと32歳らしい。
全くその歳には見えなかった。
さすがエステの女経営者だ。
最終的に食べきれなかった分はテイクアウトすることになった。
さらにdaiceがトイレに行っている間に彼女はお会計を済ませてくれていた。
かっこよかった。
なんだか彼女は以前の38歳の美魔女と同じ種類の女のような気がしてきた。
その後、BARで2人で飲んだ。
台湾人はあまりお酒を飲まないらしい。
BARにはカウンターに1人、欧米人が座っているだけだった。
会社にトラブルがあったようで彼女は22:00に一度仕事に戻るらしい。
「酸素カプセルやっていったら?」
彼女に連れて行かれ、酸素カプセルを40分間体験させてもらった。
今夜のクラブに向けて身体が軽くなった。
彼女とは土曜日にもう一度デートをする約束をした。
電車の中で彼女の中国語講座を受けて、解散した。
予想以上に素朴で素敵な人だった。
土曜日は準即できるような気がした。


24:30
忠孝敦化駅のクラブ OMNI(luxy)に入った。
OMNIは台北で1番大きなクラブであり、水曜日はレディースナイトの為、OMNIに行くことに決めた。
今回初めてのクラブだ。
これが今回の旅のメインイベントだ。
人はそこそこ入っている。
だが、女の数が少ない。
もしくは男友達と来ている。
少なくとも3人で来ている。
日本のように2人組でナンパ待ちしているような案件はいない。
音楽もノリノリで踊れるような曲は流れていなかった。
それはおそらくまだ時間が早いから。
ダンスフロアで欧米人2人の台湾人1人の女3人組に声を掛けた。
反応はあるが、ダメだ。会話が続かない。
しかし先ほどからdaiceのことを見てくる女がいる。
daiceが移動するたびに近くにいる。
ただその女にはかなりゴツい台湾人男性が付いている。
今は行けない。
正直にdaiceは雰囲気に飲まれていた。
日本でもあまりクラブに行かないのに、異国の地で、且つ1人でクラブでナンパするというプレッシャーに。
2ドリンクのビールを一気に飲み干し、一度外のコンビニに向かった。
コンビニでスミノフを購入し、1人で一気飲みをした。
だんだん酔えてきた。
もう一度クラブに戻ると、だんだん有名な曲が流れてくるようになっていた。
daiceはタバコを吸いながらフロアを見渡していたら、フランス人女性から声を掛けられた。
「ライター貸してもらえる?」
「いいよ。」
「あなた1人で来たの?」
「そうだよ」
「なぜ?」
「俺は強いから」
「ふふw」
彼女を音楽のうるさくない後ろに連れ出した。
「how many time came in disco this week.i think your everyday」
英語で君はクラブ今週何回目?毎日来てるでしょ。というネグを使えた。
「1回目よ」
彼女は笑って答えてくれた。
daiceのネグが国境を超えた。
日本人大学生がフランス人女性をナンパしている。
しかもわりと食い付きも良い。
「踊りに行きましょう。私の友達を紹介するわ」
彼女はそう言い、一緒にダンスフロアに戻った。
彼女の女友達2人を紹介された。
フランス人女性3人と日本人大学生のdaiceと4人で踊った。
彼女達には男の連れもいた。
しかし、daiceと踊ってくれた。
先ほどのフランス人女性に聞いた。
「do you hove boyfrend?」
「no」
彼女は笑って答えた。
彼女達はトイレに行った。
daiceは再び1人になった。
ダンスフロア後方に暇そうな3人組の台湾人がいた。
「踊りに行こうよ」
daiceは3人組に腰に手を回し、ダンスフロアの中心で一緒に踊った。
その中の1番エロそうな女が食い付いてきた。
daiceの息子にケツを擦り付けてくる。
daiceの息子は思わず反応した。
この女なら連れ出しても良いと思った。
「少し休むわ」
エロそうな彼女はそう言って後ろに戻った。
この3人組のもう1人もかなり見てくる。
顔とスタイルだけならエロそうな女よりも、良い。しかし彼女は英語を話せない。
その時、知らない女2人組がdaiceの横で踊っていた。
目が合った。
daiceはミリオンダラースマイルをした。
だかdaiceのタイプではない。
daiceは先ほどのエロそうな女が欲しかった。
その女がdaiceの後ろ、顔とスタイルのいい女がdaiceの右、左側に2人組の女がいた。
嫉妬させて、争わせてやろうと思った。
この状況は明らかに異様だった。
今、クラブにいる男性でここまで追われているは間違いなくdaiceだけだ。
daiceの株価は、おそらくクラブ内で急騰している。
モテるオスはより、モテるようになる。
左側の2人組が最後まで生き残った。
「私達のVIPの席に来て」
彼女から誘われた。
ついて行った。
そこからしばらく彼女からの和みを受けた。
もはやこれはナンパされている。
必死に口説いてくる。
ただ、あのエロそうな女が気になった。
ふとダンスフロアを見たが、人が少なくなっていた。
彼女達もいなくなっていた。
「私達帰るわよ。あなたも来て。」
エロそうな女がいないなら、仕方ない。
今夜はこの女だ。
彼女は友達と別れ、daiceと一緒に帰ることになった。
「あなたのホテルに行っていい?」
彼女から言われた。
「カプセルホテルだからダメ。」
「じゃあラブホテル行こ」
「いいよ」
彼女は道路に向かって右手を高く掲げ、「へい、タクシー」と叫んでいた。



ホテルは凄かった。
大きな部屋にラグジュアリーな風呂。
彼女は風呂を沸かして、泡だらけにした。
2人で泡だらけのジェット付き風呂に入った。
風呂を出て、ベッドで即。



台湾ナンパ旅、2日目で結果を出した。
daiceはテクニックを使っていない。
おそらく優位なオスを証明できたからだ。
即ったというより、即られた。




以上2日目でした。

1日目


飛行機は無事に台湾という名の南の島に着陸した。
シティバスに乗り込み、台北市内に入る。
台湾の外の空気を吸って最初に感じたことは"寒い"だった。
常夏の島かと思っていた矢先の北風が頬をついた。
薄着しか持って来なかったことは完全に誤算だった。
最悪の場合、夜市で上着を仕入れよう。
daiceは心の中でそう思った。
ホテルには午前10時頃に到着した。
チェックインの時間は午後3時だった。
それまで時間潰しがてらストリートナンパの試し撃ちでもしてみようと思った。
やる気のない安食堂で唐揚げと麻婆豆腐のようなものを頼んだ。
味はまずまずだった。
早速、台北駅周辺エリアのストリートに立つ。
しかし思ったよりも美女がいない。
日本で妥協して声掛けするレベルの女すらいない。
daiceは裏路地などを歩き回った。
記念すべき台湾1人目。
金髪にマスクをした、やつれた女だ。
「excuse me?(私を許して)」
daiceは声を掛けた。
ガンシカだった。
あれ、台湾って反応良いんじゃなかったっけ。一瞬台湾ナンパ旅が不安になった。
2人目 黒のドレスっぽいスカートを穿いたお姉さん。
「can you speak english?」
しかし彼女は英語が話せなかった。
とっさにエアポートモードになっているdaiceのiPhoneを取り出し、メモの画面で漢字を打ち込み、彼女に見せた。
通じた。
その後もケータイの画面に打ち込むコミュニケーションを続けた。
「do you have LINE?」
画面のLINEアプリを指差しながらdaiceは聞いた。
「yeah!」
彼女とLINEを交換した。
2人目にして、台湾初めてのストリートナンパで番ゲした。
続けて3人ほどに声を掛け、ガンシカをくらい場所を変えることにした。
MRTという地下鉄で忠孝復興エリアに向かった。
時刻は午後1時。
こちらにも案件がいない。
適当に5人ほど声を掛けた。
全てガンシカだった。
前日の空港泊と慣れない環境の影響で完全に寝不足だった。
帰ろうと思い地下鉄を降りる。
その時にタートルレディが通り過ぎる。
8人目タートルレディ。
「do you know good cafeteria? about near」
daiceは追いかけて声を掛けた。
「この辺で良いコーヒー屋さんを知ってますか?ってことですか?」
彼女はなんと日本語で返してきた。
話してみると日本に留学してたらしい。
さらになんと横浜で。
さらになんと最寄駅まで同じだった。
横浜を主戦場とし、「横浜ナンパ人生戦略」というタイトルをつけるほど地元愛の強いdaiceは運命を感じた。
コーヒー屋まで彼女は案内してくれた。
「君も一緒にどうだい?」
daiceは日本語で誘う。
台湾初の連れ出し打診。
「いえ、私はこれからバイトなので。しかし、明日なら空いてますよ。」
むむむ。なんと彼女から翌日のアポ打診を仕掛けてきた。
翌日遊ぶ約束をして放流。
daiceはコーヒー屋に入るふりをし、彼女がいなくなるのを確認して、またストリートに戻った。
その後は4人に声をかけたが、反応が得られず帰宅。
ホテルにチェックインをし、1時間ちょい仮眠を取った。
夕方からは台湾在住の知り合いの女性と合流し、士林夜市を案内してもらった。
そこの内容に関しては割愛する。
午後23時。
強烈な睡魔と疲労感に襲われながら電車で台北101付近のクラブに向かう。
台湾のクラブでは日本以上に曜日による混み具合が異なるらしい。
知り合い曰く「火曜日にクラブに行く奴なんていない」とのことだった。
事前に調べた結果、火曜日に営業しているクラブは2つしかなかった。
台湾101エリアのWAVE。
中山エリアのbravo。
まずdaiceは台湾101エリアのWAVEに行った。
大きな建物に入り、エレベーターに乗り込む。
7階のボタンがなぜか押せない。
違う階から階段で行ってみたが、火曜日なのに営業していなかった。
その建物にBARなどが入っているが、BARよりもクラブが良いと思った。
タクシーで中山エリアのbravoに向かった。
bravoもクローズしていた。
「嘘だろ?」と1人呟いた。
周辺の人や、コンビニで聞き込みをしてが、やっていない。
そのままタクシーでホテルに帰り、極度の疲労感からベッドに倒れこみ、死んだように眠った。
明日しっかりアポで準即し、さらにストリートでも20人は声掛けをし、クラブでも、やることをやろう。
以上。


声掛け15
番ゲ2
連れ出し0
即0

羽田空港(日本人)
声掛け4
番ゲ2


思わぬトラブルで睡眠不足と疲労感が解消されたので、本日は頑張ります!!

↑このページのトップヘ